コーチの20世紀
コーチ・ブランド、もっと最近の話になりますと、1996年に新たなデザイナーを迎えたのが有名です。そのデザイナーとはトミー・ヒルフィガーでデザイン担当だったリード・クラッコフ氏ですね。かれは伝統とモダンを上手にミックスした新鮮なシグネチャーラインを誕生させることに成功しまして、コーチ・ブランドに新たな流れを加えました。伝統とモダンのミックス、新しいものと古いもののバランス、ブランドにはどうしても必要になるものですからそのセンスのある人をコーチ・ブランドは迎え入れたというわけです。シグネチャーラインはブランド品ながら丈夫で気軽に使え、しかもデザイン性がよい、マイルズ夫妻の作を思い出させるようなものです。
そして21世紀に入りますと、なんと、コーチ・ブランドは日本に進出してきます。日本の住友商事とコーチ・ブランドの合弁で「コーチ・ジャパン」がスタートします。そうして銀座にもコーチ・ブランドのお店が開店ということになりました。コーチ・ブランドのファンの皆様、おめでとうございます。
コーチ・ブランドの特徴は、マイルズ夫妻以来続いているもので、革そのものの持ち味を生かした作りになっているというところです。化学薬品でのコーディングを行わず、天然の革を使った手作りのものですが、素材の美しさだけでなく、耐久性や機能性も昔から高い評価を受け続けています。